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金【為替相場を眺めながら】

週明け27日の東商金日中取引は、週末24日のNY金相場が連休を控えてのポジション調整の売りや、米経済指標の改善から金融当局が緩和策を縮小するとの観測が再燃し下落した事に加えて、週明けの為替相場が円高・ドル安方向に振れている事から、手仕舞い売りが先行し、前日比35円安の4,515円で始まった。その後は、円高・株安の流れから、一時は4,500円を割り込む場面もあったが 、NY金時間外取引がプラス圏で堅調に推移している事と円相場が101円を挟んで落ち着いた動きとなった事から、下落幅を縮小する展開となった。

本日の東商金夜間取引は、注目する経済指標発表も無く、NY市場、ロンドン市場が休場(日中取引は休場、時間外取引は短縮で日本時間28日2:15まで)の為、為替相場を眺めながらの取引となる。週末・月末に向けてのポジション調整の動きとなるのか?円相場は、基本的には円安基調に変化は無いと思われるが、一目均衡表の基準線100円40銭近辺、若しくは20日移動平均線の100円60銭近辺を維持できるかがポイントとなりそうである。

米商品先物取引委員会(CFTC)データによると、ヘッジファンドや大口投資家による円のネットショート(売り越し)は21日時点で9万5,186枚と、前週の8万8,407枚から増加し、2007年7月以来の高水準で、円が対ドルで下落するとの見方が強まっている。先週末の耐久財受注の改善は、設備投資がなお底堅い事を示し、米経済指標の改善は、金融当局の債券購入ペース減速が予想より早く始まる前兆の可能性がある。


夜間取引レンジ 4,499円~4,559円 

池末


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