値幅調整だけでなく日柄調整も必要

優利加さん
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昨日の米国株式相場は小幅安となった(DJIA -12.67 @15,294.50, NASDAQ -3.88 @3,459.42)。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では上昇銘柄数が912に対して、下落銘柄数は718となった。騰落レシオは118.49。東証1部の売買代金は4兆8811億円、出来高は58億8763万株と高水準が続いた。ドル円為替レートは101円台後半の円高方向へ動いた。

TOPIXも日経平均も終値ベースでは小幅反発したが、ザラバは記録的な大荒れとなった。日経平均で見ると、前場は500円高まで買われたかと思うと、その後500円安まで売り込まれ、日中の値幅は昨日に続き1,000円を超えた。ザラバの値動きが連日で1,000円を超えたのは、1990年9月28日から10月2日までの3日連続以来22年8か月ぶりの記録だそうだ。

TOPIXも日経平均も終値では25日移動平均線を割り込んでいないが、ザラバでは割り込んだ。また、どちらも10日移動平均線は割り込んでいるので時の利は売り転換している。短期間に上げすぎた分を調整している局面と思われるが、調整には値幅調整と日柄調整の2つが必要である。25日移動平均線まで下げると値幅調整は一応完了とみなせるが、下げ始めてまだ2日しかたっていないので、日柄の経過が足りないと思われる。安定したトレンドに戻る前には数週間は必要か?

TOPIX +6 @1,194
日経平均 +128円 @14,612円

10年物長期国債の利回りは0.8%台で高止まりしている。




業種別上昇率では、電力・ガスが1位、空運が2位、建設が3位となった。
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