TOPIXも日経平均も終値ベースでは小幅反発したが、ザラバは記録的な大荒れとなった。日経平均で見ると、前場は500円高まで買われたかと思うと、その後500円安まで売り込まれ、日中の値幅は昨日に続き1,000円を超えた。ザラバの値動きが連日で1,000円を超えたのは、1990年9月28日から10月2日までの3日連続以来22年8か月ぶりの記録だそうだ。
TOPIXも日経平均も終値では25日移動平均線を割り込んでいないが、ザラバでは割り込んだ。また、どちらも10日移動平均線は割り込んでいるので時の利は売り転換している。短期間に上げすぎた分を調整している局面と思われるが、調整には値幅調整と日柄調整の2つが必要である。25日移動平均線まで下げると値幅調整は一応完了とみなせるが、下げ始めてまだ2日しかたっていないので、日柄の経過が足りないと思われる。安定したトレンドに戻る前には数週間は必要か?
TOPIX +6 @1,194
日経平均 +128円 @14,612円
10年物長期国債の利回りは0.8%台で高止まりしている。
業種別上昇率では、電力・ガスが1位、空運が2位、建設が3位となった。