厚生労働省は22日、国民年金保険料の納付率が2012年4月から13年2月までの11カ月分で58・2%だったと発表した。前年同期比で0・2ポイント増加。ただ残り1カ月で納付率の大幅改善は難しいとみられ、12年度を通じた納付率は4年連続で60%を割る公算が大きくなった。
納付率の低迷が続いていることについて厚労省は「納付率が高かった世代が受給者に移行している。収入が低く不安定な非正規労働者の増加が納付率の上昇を妨げている」と分析。督促業務を担当する日本年金機構の職員が減少したのも影響したと説明している。