5月15日は金利敏感セクター、特に[その他金融業]と[不動産業]にとっては大変悪い日だった。
翌16日から20日にかけては、日銀のシグナルが効いたらしく少し持ち直したが、今日(21日)は[不動産業]が最下位で[その他金融業]がそのすぐ上と、15日の再現ショーのようになってしまった。
つい数日前まで[その他金融業]低迷の背景に長期金利上昇がある、ということを考えもしなかったのは、全国保証(7164)で利益を上げ続けてのぼせ上がっていたのと「根本的な知識と、それを生かすためのちょっとした洞察力」が不足しているせいだが、アイフル(8515)のおかげで「見るべきものを見て、ちょっとは考えないとだめだなぁ」ということをガッツリと思い知らされた。
今回はアイフルとJトラスト(8508)からJPモルガンが逃げ出した、ということで色々言う人もいるが、私はただ一個の機関投資家の動向などどうでも良いと思うね。
今は、例えばドル円、ユーロ円、長期金利、短期金利、私の知らないその他重要な指標やファクターが、これも私の知らない基準に照らしあわされて出された結果に従って、買うか売るかが判断されるのだと思うな。銘柄固有のファンダメンタルズなど、主観により判断される度合いの大きいファクターはかなり軽視されているような気がするね。
そして大量の資金が、銘柄なんか無視してベクトルが指し示す『業種』に向かって一気に動く、そして当たったところで売買だ・・・ってな感じでね。
なんかあれだなぁ、えれートンチンカンだが、いま書いていて「マクロファージが外敵に向かって突進!! 」みたいなイメージに浮かんだぞ。
株にさわり始めてから1年と1カ月半。
昨年はそれなりに高い授業料を払わせられたが、今回もかなり高めの授業料を払うことになりそうだ。
まぁ、それは良いんだけどね。授業料に見合う何かを得られればラッキーちゅうことで。