みんなの党の役員会であいさつする渡辺代表=21日午後、衆院第2議員会館
みんなの党は21日の役員会で、日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長による従軍慰安婦発言などを受け、夏の参院選と東京都議選での選挙協力解消を決定した。日本維新側に譲るとしていた参院千葉選挙区などに独自候補を擁立する方向だ。日本維新側も対決に転じる意向を示しており、選挙戦の構図は一変する。
みんなの党の渡辺喜美代表は役員会で「価値観の相違がある以上、関係を全面的に見直さなければならない。選挙に不利に働くことを乗り越える覚悟で決断しなければならない」と述べた。
両党は参院選の候補一本化で合意し、共通公約の月内取りまとめも目指して協議を進めていた。