先週金曜日の米国株式相場は続伸した(DJIA +35.87 @15,118.49, NASDAQ +27.41 @3,436.58)。
東証1部では上昇銘柄数が945に対して、下落銘柄数は682となった。騰落レシオは144.53となった。東証1部の売買代金は4兆1272億円へ増大した。
円安がさらに進行し、TOPIXも日経平均も陽線で年初来高値を更新した。押し目待ちに押し目なしの本当に強い相場が続いている。
TOPIX +22 @1,232
日経平均 +175円 @14,782円
久しぶりに株価のバリュエーションを確認しよう。先週金曜日の日経平均ベースの予想EPSは791円。10年物国債の利回りを0.7%、株式リスクプレミアムを5%とすると株主資本コスト(=株主の期待リターン)は5.7%となる。長期的なGDPの期待名目成長率を0.5%とすると日経平均の理論値は15,211円、1%とすると14,125円となる。現在の株価は1%程度の成長率を織り込みに行っているように見える。
業種別では証券が上昇率1位となった。2位が銀行、3位がその他金融、そして4位が保険と金融業が上位4位を占めた。