とうとう、100円抜けで、101.98まで、円安が進む。アメリカの雇用回復による量的緩和政策の転換の可能性によるためである。100円を抜くと早いと思っていたが、少しぐらいは間をおくかと思っていたが、いっきに、101円台までの急進であった。
豪ドルは、1.0000を割った。中国の景気減速に引きずられていると考えてよいだろう。今週の5月13日に発表される中国の重要指標があるが、これに引きずられている可能性がある。
来週は、アメリカの指標が多数発表されるが、やはり、5月16日の新規失業保険が、最も重要なのではないかと考えている。しかしながら、最近のアメリカの雇用関係の指標から考えると、一過性のものでない回復とおもえる。そうであるならば失業保険後の動きは、利食いということになるか。それよりも、製造業や住宅などの指標の方が気になるところである。
日本株は、日本の景気関係の指標が発表される(GDP速報)。これで動きそうである。ある程度、決算が終わっているので、利食いに気を付ける必要がある。
来年度からの消費税8パーセントがあるので、今年後半は、駆け込み需要が発生しそうであるが、その後のモノの動きの方が気になるところである。
住宅や車などの高額商品がどうなるかというところである。
この円安を受けての月曜の株の値動きはどうなるだろうか。最近、日経平均の上昇の値幅が激しく感じられる。400円上昇とかであるが、しかしながら、14000からの400円の上昇であり、実際は、それほどの値動きではない、8000円からの250円ぐらいのものである。どうでもよいことであるが、確かに上昇幅はデカいが、それほどのものではないのである。
<為替相場>
ドル円 100.20~102.80
ユーロ円 129.80~134.20
ユーロドル 1.2820~1.3200
ドイツの総選挙が、9月である。まだ、ユーロの売りには早そうである。しばらく、行ったり来たりで、いったん売られると考えている。しかしながら、現在は、株の取引きばかりしており、為替相場は、見てはいるが、実際には取引していないところである。
豪ドルも、とうとう1.0000割れであるので、これも買いではないかと考えているが、手を出せないでいる。
5月15日と16日が動きそうである。
<株式相場>
日経平均 14150~15150
考えるに、日本株は、決算前に上昇、決算後に利食いされているように思える。おそらく、今週の水曜日が、企業の決算日の集中の山場になるので、木曜日は下げるか?
基本的に、円安、株買いであると考えている。特に、割安銘柄を買うのが正しい選択と考えているが、現状の上昇が、短期資金によるものと思っているので、高値を買うのはためらわれる。現状では、10銘柄(すべて割安株)に分散して買っている高値を買った銘柄は、決算がよくなかったので、月曜ロスカットの予定である。
4月に買った割安銘柄は、1.5倍ほどになっており、業績回復銘柄は、3割の利益というところである。決算を見て、いくつかの銘柄を(化学、小売り、電気、銀行)、買い増ししたが、銘柄を絞るべきか考えているところである。