【エイルズベリー（英国南部）共同】先進７カ国財務相・中央銀行総裁会議（Ｇ７）が１０日午後（日本時間同日夜）、ロンドン郊外で開幕した。日銀の新たな金融緩和策などを背景に、１０日の外国為替市場では一時１ドル＝１０１円台後半と４年７カ月ぶりの円安水準となった。金融政策はデフレ脱却など国内目的とし、輸出を有利にするための「通貨安競争」は回避する方針を再確認する見通しだ。
危機的な状況は去ったものの、世界経済の回復力は依然として弱い。景気底上げのため、先進各国がそれぞれ金融緩和策や財政政策、構造改革をバランス良く実施し、成長を促進させたい考えだ。
