安倍首相は原発輸出を成長戦略に位置付ける考えだが、事故の影響が続く中、論議を呼ぶ可能性もある。
安倍晋三首相は3日午後(日本時間同日夜)、トルコのエルドアン首相とアンカラの首相府で会談した。日本の原発輸出を可能にする原子力協定を締結することで合意し、会談後に両政府が協定に署名した。東京電力福島第1原発事故後、官民連携による日本の原発輸出が初めて具体化する。両政府は、原発建設に関し日本に優先的な交渉権を与えることや防衛当局間の協議促進を定めた共同宣言も発表した。
安倍首相は原発輸出を成長戦略に位置付ける考えだが、事故の影響が続く中、論議を呼ぶ可能性もある。