先日発表されたNECの「Lui」シリーズがまもなく発売される。
Luihttp://121ware.com/lui/PC Watch特集記事http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0415/nec.htm
これは何?という説明は以下のような感じ。
1.サーバーPCとクライアントPCの2台セットから成り立つ2.クライアント側はVPNによってサーバーPCに接続する3.クライアントはサーバーPCの画面の表示のみに特化というコンセプト。
要は1:1のシンクライアント環境を家庭でもやろうという試み。外出先からサーバーPCの画面だけをに送るので、処理はほぼ全てサーバーPCで行いクライアント端末は小型軽量。自宅のPCを呼び出すのでファイルの同期とかは不要になる。また高速回線があれば自宅PCで録画した動画の視聴も可。ヒマだなーと思ったときに家にある動画で時間を潰せるようになると。
基本的にはWindowsに付属のリモートデスクトップとかと発想は同じ。それに動画の圧縮機能など付加価値をつけてより便利に仕上げたもの。外出先で自宅PCを経由してネットゲームとかもできるかもしれない。
最近流行りのUMPCがPCの機能を維持したまま低価格化したのに対し、LuiシリーズはクライアントにはPCの機能を持たせていないという違い。どちらが便利かというのは人それぞれだと思うのですが、e-mobileなどの常時接続環境を持っている人にとっては自宅のPCを遠隔操作するというメリットの方が大きい。もちろんUMPCでもリモートはできるのだがまだまだ機能不足で特に動画転送という面では正直まだ使い物にならない。その辺はLSIから開発できるPCメーカーが先行する形になる。
理想のユビキタス環境を実現する上で非常におもしろい試み。この動きを機にシンクライアント開発にも競争が起きてほしいと思う。これが当たり前になったらモバゲーとかやる人いなくなりそうだ!