マクドナルドの第1四半期の純利益が55%減↓とのことです。
(日経より)
http://www.nikkei.com/markets/kigyo/gyoseki.aspx?g=DGXNASFL020K6_02052013000000
割引キャンペーンを抑えたため売上が落ち込んだのと
円安による原材料費の高騰によるとのこと。
確かに円高だしね…と思ったのですがちょっと気になったので調査&分析
(日本マクドナルドより)
http://www.mcd-holdings.co.jp/pdf/2013/2013_1stq_j.pdf
上のマックの第1四半期をみてみると、
確かに売上は前期と比べて14%以上下落しています。
◆売上高
前期:77201 → 今期:65910 (以下、百万円単位)
そして、売上原価も11%以上下落。
◆売上原価
前期:62763 → 今期:55487
ここを見る限りだと売上の減少分ほど原価が落ちていないので、
確かに原材料費の高騰は減益の要因の一つ。
しかし、純利益が55%も落ちた主犯とするにはまだ不十分。
売上高-売上原価 である、売上総利益は、
前期と比べると約28%の減少にとどまっているからです。
◆売上総利益
前期:14437 → 今期:10423
ではもう一つの犯人は?
そう、「販売費及び一般管理費」です。
売上が14%下がったというのに、
この費用は前回とほとんど変わっていません
◆販売費及び一般管理費
前期:7216 → 今期:7052
この結果、営業利益が53%以上下落したのです。
◆営業利益
前期:7221 → 今期:3371
では、この結果をどう見るか?
・割引プロモーションを抑止したが十分費用を抑えられなかった
・固定費が下がらず、経営を圧迫している
と考えるなら、マックは買うべきではありません。
・販促費などの費用の支払いが今期にたまたまずれたため、
費用がかさんだように見える
と考えるなら、今期の結果で大騒ぎする必要はありません。
この判断は皆さんにお任せするとして、
私はどの外食チェーンが有力か、偵察に行ってきます。
このかたと共に
http://ss.bokete.jp/3779100.jpg