ユリウスさんのブログ

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日本の碁界は蚊帳の外 -第1回世界囲碁リーグ終わる-

 世界のトッププロ棋士10名(中国と韓国それぞれ5名)が参加して、3ヶ月に亘って繰り広げられた「第1回世界碁リーグ戦」は中国のShi Yueさんが優勝して幕を閉じた。


優勝   Shi Yue (中国)      7勝2敗
準優勝  Park Janghwan(韓国)  6勝3敗
準優勝  Chen Yaoye(中国)    6勝3敗


予選なしの総当りリーグ45局の全結果をご覧下さい。(クリックすれば拡大して読めます)


優勝者(Shi Yue)のコメント:
 「最強のプレイヤーになんとか勝つことができて幸せです。(中略) 日本は世界チャンピオン戦に遅れをとっていますが、早く世界のトップステージに戻ってきて欲しい。そしてまた、ヨーロッパや他の国々のプレーヤーがハイレベルの戦いを繰り広げるところを見たいものです。」

 優勝者コメントにもあるように、わが国のプロ棋士はこの最強リーグ戦に招待されなかったのです。主催者は当然、広く世界を見回して最高のステージに相応しい棋士をさがしたでしょうが、その結果がこれだと思います。そしてこの棋戦の情報に接した世界の囲碁愛好者は日本人棋士が招待されなくて当たり前と思っています。
 
 囲碁棋士の世界ナンバーワンを決めるイベントなのに、日本棋院のHPにはこのイベントの記事も、結果のニュースもありません。日本人の囲碁ファンは日本棋院の情報に頼っている限り、世界の情報から目を塞がれているのです。日本棋院は囲碁の発展・普及を目的とする財団法人と理解している翔年はこの団体の近年の活動は歯がゆくてなりません。まるで大所高所からの判断が欠如しています。
 ちょっとでも世界の動きに関心をもっている碁打ちなら、この現状は受け入れがたいのではないでしょうか?


 このエントリーはアメリカ囲碁協会(American Go Association)がNetで発行している"American Go E-journal" によりました。(リンクを貼っていますので関心のある方はどうぞ直接ご覧下さい)


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