日本を代表する観光名所で、ともに国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産を目指した富士山と鎌倉の明暗が分かれた。登録の見通しとなった「富士山」(山梨県、静岡県)は、信仰や芸術の山として「日本の国家的な象徴」と高い評価を得た。一方、「武家の古都・鎌倉」(神奈川県)は、現存する武家遺跡の少なさなどが指摘され、約20年越しの悲願達成が難しくなった。
富士山はかつて、地元関係者が世界自然遺産への登録を目指したが、ごみの不法投棄問題などから断念。文化遺産としての再挑戦だった。
日本を代表する観光名所で、ともに国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産を目指した富士山と鎌倉の明暗が分かれた。登録の見通しとなった「富士山」(山梨県、静岡県)は、信仰や芸術の山として「日本の国家的な象徴」と高い評価を得た。一方、「武家の古都・鎌倉」(神奈川県)は、現存する武家遺跡の少なさなどが指摘され、約20年越しの悲願達成が難しくなった。
富士山はかつて、地元関係者が世界自然遺産への登録を目指したが、ごみの不法投棄問題などから断念。文化遺産としての再挑戦だった。