アメリカの資産運用会社が日本の顧客から預かった資産およそ１３００億円を消失させた疑いがあることが明らかになりました。
資産運用会社「ＭＲＩインターナショナル」は、診療報酬を基にした金融商品を扱い「年利６～８．５％で資金を運用できる」と宣伝。ホームページによりますと、日本国内では去年末時点で８７００人ほどの顧客からおよそ１３６５億円を預かっていたということです。しかし、証券取引等監視委員会の立ち入り検査の結果、こうした資金の一部が失われた疑いが見つかり、金融庁は２６日、行政処分を行う方針です。
「３件とも今年満期だから解約しようと思っていた矢先なんです。（投資額は）２人で５０００万円欠けるくらいです」
「今まで信用していた私が悪いんですかね」（顧客）
去年発覚したＡＩＪ投資顧問による資産の消失問題に匹敵する規模に上る可能性もあり、金融庁は詳しい調査を行う方針です。
