Hondaは自前再生可能エネルギー技術により、電気を作る時からクルマが走行する時までのWell-to-WheelでCO2排出量「ゼロ」、エネルギーマネジメント技術によるエネルギーリスク「ゼロ」、リデュース・リユース・リサイクルの3Rで廃棄物「ゼロ」を目指します。この「トリプルゼロ」の考えをもとに、Honda自らの技術と事業活動を通じて気候変動、エネルギー、資源問題に取り組むことで、環境負荷ゼロ社会を可能とする未来をHondaは思い描いています。
寄居工場は、年間25万台の生産能力を持つ四輪完成車工場で、Hondaらしいグローバルオペレーションの進化に向け、最先端の生産技術と高効率の生産体質の構築により、マザー工場として世界をリードする役割を担います。
また、革新技術を投入した世界トップクラスの省エネルギー工場として、人と環境に配慮した「最も環境負荷の小さい製品を最も環境負荷の小さい工場で作り出す」ことを目指します。
<埼玉製作所寄居工場における取り組み>
■エネルギー供給の効率化とリサイクル
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エネルギーの使用状況や設備の運転状態を監視し、目標管理や異常リスクの対策を行うことができるエネルギー管理システム・「FEMS(ファクトリーエネルギーマネージメントシステム)」を導入し、エネルギーの安定供給やCO2低減に活用
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従来捨てていた熱を新たに暖房用の熱源としてヒートポンプ冷凍機に有効活用することで従来のボイラー熱源のみと比較してCO2を約60%低減
*17:16JST ホンダも売電事業参入、意外感のある太陽光発電関連株が登場も
ホンダは、メガソーラー(大規模太陽光発電)事業に参入すると報じられている。埼玉県に建設している新工場の屋上に太陽光パネルを大量に設置し、自然エネルギーの固定価格買い取り制度を使ってすべて売る計画のようだ。
国内の乗用車メーカーでは、初めての試みとなるもようだが、今後は自動車業界のみならず、様々なメーカーの工場でメガソーラーを導入されることになりそうだ。直近では、銀行によるメガソーラー向けの投融資が急拡大しているとも伝わっている。売電事業として太陽光発電設備を設置すれば、20年間は売電できるため、遊休地を活用するのは賢明なやり方だろう。株式市場では太陽光発電関連に対する関心が非常に高いが、今後は意外感のある太陽光発電関連株が登場する可能性もありそうだ。