内閣府の食品安全委員会は23日、食肉処理場で実施されている牛海綿状脳症(BSE)検査の緩和に関し、消費者向け説明会を東京都内で開いた。消費者や自治体関係者ら約100人が参加した。
食安委の専門調査会は、検査対象となる牛の月齢を現行の30カ月超から48カ月超に引き上げても「人への健康影響は無視できる」との評価結果をまとめ、食安委が今月8日に了承した。5月8日まで意見を募集し、厚生労働相に答申する。
厚労省は7月に対象月齢を引き上げる方針。48カ月超になると、食肉処理される牛の8割以上が検査不要となる。