金【ETFからの資金流出】

[日本ユニコムコールセンターsupportコース取引さん]

19日の東商金日中取引は、NY金相場が低調な米経済指標や対ユーロでのドル下落を受けて反発した事や円相場が引き緩んでいる事を受け、手仕舞い買いが先行し、前日比64円高の4,419円で始まった。その後もNY金時間外取引が底堅く推移している事から、強気の地合いが継続した。ただ、キプロス中銀による金準備売却計画をきっかけに、財政難の他のユーロ圏諸国が保有金売却に動くのではないかとの思惑も根強く、また金上場投資信託（ETF）からの資金流出も継続している事が頭を押さえている（ヘッジファンドマネージャーのジョン・ポールソン氏が運用する「アドバンテージ・ファンド」は金相場急落の影響で、今月に入り再び損失を出している模様）。

本日の東商金夜間取引は、注目する経済指標の発表も無く、G20の行方を見守る状況が続くと思われ、今週の急落に対するポジション調整の動きが中心の取引となる見通しである。日銀の「異次元の金融緩和」に伴い、通貨安競争に対して踏み込んだ懸念が示されるか否かで、為替が大きく振れる為、警戒が必要である。


夜間取引レンジ　4,411円～4,577円　

池末

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