カメ子みたく、トレンドフォロー型のトレードをやってる人たちの中には、高いとか安いっていう考え方をしない人たちがいる。
カメ子も、高いとか安いっていう考え方が合わない。
その足は強いのか、勢いは強いのか、弱いのか。
強いか弱いかっていう考え方のほうが、しっくりくる。
言葉の問題っちゃあ、そうなんだけど、たかが言葉されど言葉だって思うよん。
カメ子は、「株は安いところで買って、高いところで売る」っていう、一般的な発想と表現から入った。
でもそれじゃ、カメ子のトレードのやり方では、タイミングを合わせて入れないんだよ。
十分な出来高がある株が、ケンカ祭りをやってるとき参戦する。そういう株が安くなるのは、気が緩んだ一瞬か、惨事直前かになる。
惨事で入ったら大参事で引かされることになるじゃん。
それでさ、安いところで買うっていう発想をすてて、強い株につくっていう考え方に乗り換えたんだよね。
これは、カメ子のルールとカメ子の思考パターンがそういう考え方に合うからで、人によると思う。
カメ子がトレードをやっていて思うのは、カメ子には、言葉の問題が大きいってことだ。
突き詰めれば同じことを言っていても、使っている単語が違うと、受け取り方が違う。
同じことを説明していても、説明している人の言葉が違えば、わかったり、わからなかったりする。
わかるわからないは、説明やってる人の上手さ下手さになるんだろうけれど、その人の中に、おちるおちないは、別のところにあるような気がする。
カメ子みたいなトレードをやっている人たちは、高いところで買って、もっと高いところで売るっていう表現を、よくやる。
同じことなんだけど、カメ子には、強くて勢いのある株に、命綱をつけて突っ込むって表現にならないと、イマイチわからない。
だけど、こっちの表現のほうがわからないって言われることのほうが多かった。
ただ、言葉の差なんだけど、この言葉ってやつの力は、大きいと思う。
よく、本質を掴めっていわれるよね。その本質とやら、掴める言葉と掴めない言葉がある。
だから、よいと言われる本は、著者を変えて数冊読むのがいいと思う。
同じことが書いてあっても、わかる時とわかんない時って、あるじゃん?