先週死去したイギリスのマーガレット・サッチャー元首相への評価が割れています。ロンドンでは「祝宴」と称して、大規模な集会が行われました。
「マギー、マギー、マギー、死んだ、死んだ、死んだ」
この集会は、およそ20年前、サッチャー氏の首相退任後に呼びかけられたもので、千人以上が集まりました。サッチャー氏は低迷する経済を改革した一方、福祉の削減などによって貧富の差は広がりました。今にまで続く問題の下地を作ったとの批判は根強く、国葬級の葬儀に疑問の声も出ています。
「彼女は徹底的に社会を粉砕したんです」(参加者)
葬儀当日も抗議活動が予想され、警察は大規模な警備体制を敷くとしています。