映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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黒田バズーカ 調整色をふきとばす

週末の日経平均は12833.64(+199.10)。一時13000を回復した。日足は基準線近辺で調整含みであったのが、転換線を上抜け、基準線、雲の上、MACDも反発。DMIも+が-に交代。ただし上に長いひげを引いている。週足も転換線、基準線、雲の上、MACDもシグナルをきらずに反発。ただし上下に長いひげをだしている。そして最も重要なのは、月足で雲の上限12647を上に抜け、MACDも上昇中。ローソク足の形は逡巡をみせているが、黒田総裁のバズーカをうけて、チャートの上では一応長期、中期、短期とも上昇パターンになった。


さらにドル円は、97.53(+1.21)で、日足では基準線、転換線を一挙に上抜け、MACDも上昇。DMIも+に交代し、こちらは陽線。週足では転換線で反発上昇した形で、MACDも反発。DMIも+。月足ではこちらはまだ雲の中だが、MACDも上昇。こちらも日足では調整に入っていたのに、あきらかに基調転換している。


黒田日銀のバズーカは、大変な驚きであり、短期的にはすっかり調整気分を吹き飛ばしてしまった。しかし本当に実体経済にきいてくるのかどうかは実のところ良くわからないところが多い。日経平均のローソク足には逡巡がみえるのはそのためであろう。実際、ヨーロッパの状況はちっとも出口がみえておらず、またアメリカの景気は、雇用統計がわずか8万人像にとどまったように、先行き微妙である。しかし少なくとも中央銀行が、リスクテイクを応援するという姿勢をみせていることは間違いなく、実体経済がついてくるかどうかはわからなくても、為替の水準は円安方向への動きが明確になっている。チャートでは、北朝鮮情勢が劇的な衝撃を与えなければ、円安のトレンドがしばらく続きそうな気配となってきている。当面、ドル円は月足雲の上限100.35近辺までいけるかどうか、そこを抜けるところまでゆくかどうか、日経平均は月足の雲の上限12647が守れるかどうかが焦点だが、節目を抑えられれば、上昇パターンがつづくことになろう。


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