世界的にみて、
鋼材市況は過剰供給が原因で依然下落基調のようです。
そうなると、当然石炭市況も軟調で、ここのところ大きく下げています。
非鉄を見ると銅もアルミも在庫増が鈍化して下落しています。
天然ガスはもう2年間も下げ続けています。
石油は歴史的に見れば高止まりの水準ですが、上げてはいないようです、今のところ。
金は半年前にピークアウトした可能性もありますが、わかりません。
用船市況は回復を続けていましたが、ここ数日を見ると、そろそろ一服かもしれません。
バルカー船価は新造船も中古船も横ばいかやや上昇基調の様に見えます。
石炭市況は悪いものの、石炭輸送向けのパナマックスの購入は活発化しています。
石油は下がってはいないものの、オイルタンカー市況は極めて厳しいようです。
LNGは輸送活発化の期待がありLNG船の新造や用船契約の話題がよく報じられています。
ただアフリカ諸国でのLNG開発に遅れが生じたため2014年は船腹が供給過剰になりそうです。
新造船発注は中国離れが加速し、ジャパン・プレミアムが回復してると今週も記事がありました。
韓国の海洋プラント受注は今年に入って大きく減ってますが、これから増えると言ってます。
大宇造船海洋は先月受注ゼロだったようで、ウォン高が響いているようです。
逆に日本の造船各社は、市況の底打ち感と円安傾向を見極めるため受注を手控えています。
既に先2年分以上の船台を完売した造船所もあるとのことで、非常に賢明な判断です。
韓国STXグループは1月に造船子会社STX OSVを伊フィンカンティエリに売却しました。
更に韓国最大の不定期船社STXパンオーシャンも売却しようとしましたが、応札無しでした。
日本の船社はまだわりと体力が残っているためバルカーの減船でなんとか乗り切れそうです。
ブログのURL:http://wyiyun.blogspot.jp/2013/04/blog-post_5.html
鋼材市況は過剰供給が原因で依然下落基調のようです。
そうなると、当然石炭市況も軟調で、ここのところ大きく下げています。
非鉄を見ると銅もアルミも在庫増が鈍化して下落しています。
天然ガスはもう2年間も下げ続けています。
石油は歴史的に見れば高止まりの水準ですが、上げてはいないようです、今のところ。
金は半年前にピークアウトした可能性もありますが、わかりません。
用船市況は回復を続けていましたが、ここ数日を見ると、そろそろ一服かもしれません。
バルカー船価は新造船も中古船も横ばいかやや上昇基調の様に見えます。
石炭市況は悪いものの、石炭輸送向けのパナマックスの購入は活発化しています。
石油は下がってはいないものの、オイルタンカー市況は極めて厳しいようです。
LNGは輸送活発化の期待がありLNG船の新造や用船契約の話題がよく報じられています。
ただアフリカ諸国でのLNG開発に遅れが生じたため2014年は船腹が供給過剰になりそうです。
新造船発注は中国離れが加速し、ジャパン・プレミアムが回復してると今週も記事がありました。
韓国の海洋プラント受注は今年に入って大きく減ってますが、これから増えると言ってます。
大宇造船海洋は先月受注ゼロだったようで、ウォン高が響いているようです。
逆に日本の造船各社は、市況の底打ち感と円安傾向を見極めるため受注を手控えています。
既に先2年分以上の船台を完売した造船所もあるとのことで、非常に賢明な判断です。
韓国STXグループは1月に造船子会社STX OSVを伊フィンカンティエリに売却しました。
更に韓国最大の不定期船社STXパンオーシャンも売却しようとしましたが、応札無しでした。
日本の船社はまだわりと体力が残っているためバルカーの減船でなんとか乗り切れそうです。
ブログのURL:http://wyiyun.blogspot.jp/2013/04/blog-post_5.html
8件のコメントがあります
1~8件 / 全8件
>撃退人さん
商船三井の芦田会長は、若い頃から「海運は10年サイクルだ」と教えられてきたそうです
バルカーが収益を牽引する時代はもしかしたら終わったかもしれませんが、
10年サイクルを信じるならば海運は今が底だと考えられます
・・・10年サイクルを信じなくても、多分底ですね(笑)
> 日本は円高で 外国で 物お 作って そこで売る!
> この流れだと バルチック海運は 上がってこないのですが
> 円安に成ると! 話は別だと思う^^ 韓国ウオンも上がり
> 海運ルートも変わる!! たぶんだけどね^^
私もそのとおりだと思います!
為替のバランスが崩れることで確実に物流のベクトルは変わります!
そうすれば停滞が解消されて物流は活発になる・・・という動物の勘です(笑)
結局、最後は勘が頼りですよね
>ねこ2さん
確かにバルチックは上がってませんね〜。
絶対的な船腹過剰というのももちろんありますがこちらは既にピークを過ぎました。なので、主な要因は中国での鋼材在庫のダブつきだと考えてます。製鉄業界が回らないと鉄鉱石も石炭も動かないから、ケープもパナもだぶつきます。最近のバルカー運賃市況の回復は主に穀物部門によるものだと思います。
海運各社はバルカーを減船して、収益構造を変えようとしているようです。減船の他にも、例えば長期用船契約に切り替えたり、需要拡大の期待されるLPG船を建造したり、需要が絶望的な黒油船を廃船・売却してプロダクトタンカーやケミカルタンカーを購入したり。非常に運の良いことに、日本の船社の多くは海運バブルから海運不況へのジェットコースターでもあまりバランスシートを毀損しなかったので(一部アブナイとこもありますが・・・)収益構造を変えるだけの体力があります。中国の船社は元々低コスト体質なのでまだもつかもしれません。韓国の船社は・・・ウォン高も進んでるし、中国と比較して高コスト体質だし、ジェットコースターの中で確実にバランスシートを毀損してきたので、もしかしたらバタバタと倒産するかも・・・?
こんばんは 衣雲さん
久しぶりやね^^ バルチック海運指数は まだまだ下火ですね!
でも、イズレ 上げて来ると思う!!
とユウのも 日本は円高で 外国で 物お 作って そこで売る!
この流れだと バルチック海運は 上がってこないのですが
円安に成ると! 話は別だと思う^^ 韓国ウオンも上がり
海運ルートも変わる!! たぶんだけどね^^
衣雲さん頭が良いので 計算で出るのやろうね^^
俺は 動物性の勘 がたより(笑う)
これだけ、世界的に株価が上がっていても、
一向に、
バルチック海運指数が、騰がってこないのも、
海運不況を示していることになりそうでしょうか。
一向に、
バルチック海運指数が、騰がってこないのも、
海運不況を示していることになりそうでしょうか。
>ピーマンショックさん
日本の造船は、ホント、首の皮一枚ですね
単純造船は途上国に移るべき斜陽産業なので、中途半端なところは厳しいと思います。
例えば・・・佐世保重工とか?は厳しいかも・・・個人的な好き嫌いもありますが(笑)
総合重工メーカーのハイテク造船と、逆にある程度特化して採算性の高い造船所は多分大丈夫です
他は紙パよりひどい状況になるかもしれません・・・造船業界は過去にその実績があるので。
鉄鋼は、これから潰れるところも出てくるかもしれませんね〜。
需給がおかしなことになったまま戻らないので・・・
中山とか潰れる潰れると言われながら、この状況でよく凌いでますね
>kattanさん
いえいえ、私にもこれらの事実が指し示す方向がよくわかってないので、
お役に立ててるかどうか自信がありません(笑)
ただ、相反する2つの現象が同時進行してたりするので、
時間軸に注意しないと真逆の行動をとってしまいそうな状況かも?
今回の金融政策決定会合ではとても良い方向に動き出しましたが、
国内要因だけでは割り切れない大きな動きには今後も注意しないと・・・
おはようございます。
私も造船業界、鉄鋼業界よくわかりませんでしたので、勉強になります。
まだ日本の造船業も、くびの皮一枚でも繋がっている感じですね。
このまま息吹き返したらいいですけど。。。繊維や紙パのようにならなければ、
いいと思います。
なるほど。
参考になりました。ありがとう