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金【夜も金融緩和となるか?】
4日の東商金日中取引は、3日のNY金相場が約9カ月ぶりの安値へと売り込まれた事に加えて、為替市場でも円高・ドル安基調に振れて来ている事などから、手仕舞い売りが先行し、前日比66円安の4,658円で始まった。その後も、NY金時間外取引相場の下落基調に圧迫され、水準を切り下げ、一時は先限つなぎ足で年初来安値(4,625円)を割り込み4,621円まで売り込まれる場面もあった。しかし、14時前に日銀金融政策決定会合結果公表に伴い、為替市場が一気に円安に振れた事から、急速に値を戻し4,700円台の攻防となった。
本日の東商金夜間取引は、(17:30)英3月PMIサービス業、(18:00)ユーロ圏2月生産者物価指数[前年比]、(20:00)BOE政策金利発表、(20:45)欧州中央銀行(ECB)金融政策発表、(21:30)米新規失業保険申請件数が予定されているが、特に、イタリアの政局不安やキプロス問題が起きて金融不安がにわかに高まっている中での、欧州中央銀行(ECB)金融政策発表に注目が集まる。日銀金融政策決定会合で緩和策が打ち出された事から、欧州中央銀行(ECB)理事会での緩和期待が高まっている。本日も日中取引と同様に為替動向に注意が必要となる。
夜間取引レンジ 4,722円~4,822円
池末
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