日銀短観も更に一段高を煽るような内容ではなかった。
株価にも買い疲れの感が見られる。
株価と連動性の高い為替チャート(ドル円)を見ると3/12に付けた96円70銭を抜けず、
揉み合いが続いている。
輸出関連企業の株価を見るとやはり、その辺りで目先の天井を付けていることが多い。
日経平均がもう一段高するためにはやはり、為替が円安に動く必要があろう。
今は皆が皆強気だと言って良い。
著名アナリストもこぞって年末に向けて緩やかに株価は上昇していくと予測している。
しかし、それはあくまでもこのまま何も問題が起こらず政府と日銀のシナリオ通りに事が運べば・・・
という前提があっての話である。
これだけ期待が大きい分、覆されたときのショックは相当大きいということは忘れてはならない。
悲観視はしていないが、想定外の事態が起こるのがマーケットだと言うことは肝に銘じておきたい。
日経平均はまだかろうじて上昇トレンドを維持しているものの、個別銘柄は今日で完全にチャートが崩れたという銘柄が少なくない。
本日大崩れした銘柄が反騰し、更に高値を奪回する動きになるのか慎重に見極めたい。