株高トレンドが継続中なのだから仕方がないかもしれないが、彼らの利益は円安補正で実際よりも少なくなっているのが実態だろう。
最近の株と為替は強い連動を示している。
株と為替が連動したとき、買い方は円安補正で損をするが、売り方はどうなるだろうか?
株が下がると円高補正がかかり、利益が増加することになる。
例えば、売りポジションを作ったときに、100円の利益で利確、100円の損失で損切り、という設定にしたとする。
この時の確率で言えば、上がるか下がるかはそれぞれ50%と言う結果になる。
しかし、これに10%の為替補正がかかると・・
実質の損益は、110円で利確、90円で損切り、と言う結果になる。
損益の確率は50%のはずが、期待値では 110 × 0.5 - 90 × 0.5 = +10 (円) ということになる。
やはり、現在の為替連動相場では、売り方が有利かもしれない。
戦略としては、為替でドルを売って、日本株の売りポジを形成。ポジを解消したら円を売る方法を検討中である。
(アベノミクスで円安株高になっているが、為替と株の連動が続く限り空売りの優位性は変わらず、必然的に円買い株売りの需要を生み出すことになる。円安による株高の背景にはもちろん輸出企業に対する為替ボーナスが関係している。これらの輸出企業の利権が破壊されない限り、為替と株の連動は止まらず、無限に円高株安が進むことになる。)
さて、最近の為替と株の動き方、
>>金融緩和をしても、株と為替の相関は何も変わっていないことが分かる。