前日に大きく反落していた反動もあって、上昇を見せたが上昇値以上に弱い印象だった。
3月も過ぎ去り、月曜から4月が始まる。
29日は米国株式市場は休場。
今週はイタリア、キプロスと欧州で立て続けに問題が発生するも上昇を続けるアメリカは微動だにせずといった感じだった。
金融緩和のみならず、指標の強さが株価を一層強くしている。
とはいえ、予想を下回る指標もチラホラあったので気を引き締めていきたい。
当面、まだ株価は暫く堅調に推移すると見ている。
来週は日銀新体制初の金融政策決定会合(3~4日)が開催されるがさらに兜町が沸き立つような緩和政策が発表されるのかどうかに注目。
しかし、さすがに4月後半から5月のどこかで大きく調整する局面が来るとみている。
もし調整なしで上昇した場合、日経平均は13500円以上にチャレンジする展開も考えられる。
今から買いエントリーする場合、最悪なのは今の水準で買って調整局面で売らされるというパターン。
調整局面ではどこまで下落するのかは読めない。
市場参加者の大半は12000円程度と見ているようだが、そこを下回ってもおかしくない。
下手にナンピンせず上がり端を買う、もしくは調整の兆しを確認した時点でヘッジ売りを組み入れたいところ。
先は予測しても当たらないものだが・・・
金融緩和で短期的なバブルが仮に来たとして、以前のように長期に渡る成長を日本は見せられるのだろうか?
恐らく少子高齢化に対抗する常軌を逸した政策無しには難しいような気がする。
今、株価は上昇しているがまだ衆院解散発言からたった四ヶ月しか経っていない。
しかし、やはり過去20余年続いた自民党政権で為し得なかったことが、今回だけは上手くいくという気はしない。
当分先になるかも知れないが金融緩和のツケはいつか払わなければならない時がくるはず。
以前よりもさらに日本経済そして株式市場が停滞しないことを願うばかりだ。