キプロス支援合意との一報もあり、終日堅調な動きだった。
キプロスは先日話題になったイタリアの選挙とは違って既に危機が顕在化している。
国の規模は小さいが、混乱を目の当たりにして他のEU諸国国民が預金が引き出すような動きになれば、ちょっとした騒ぎになるだろう。
ちなみにキプロスの銀行に預けられたロシア人の預金総額は700億ドルで、ロシアのGDPの4%に相当するそうだ。
キプロスが単に小国だからと問題を侮ることは出来ない。
但し、ECBという存在がある限り市場のトレンドを変えるような大問題に発展する可能性は低いと見る。
円が買われれば株価が下がるので、ユーロ不安が続く間は鯨幕相場となるかも知れない。
現在、ユーログループ議長発言を受けて欧州株アメリカ株共に下落しているが26日の日経平均は配当権利目当ての買いがどこまで相場の下支えとなるかに注目したい。