北海道の新千歳空港で19日午後、飲酒した男性(51)が保安検査を終えた後、搭乗待合室から立ち入り禁止の駐機場へ出た。再検査を受けずに待合室に戻ったため、危険物の受け渡しの可能性が否定できないとして、乗客約1250人が保安検査をやり直した。
空港事務所や男性に対応した全日空は、保安体制に問題がなかったかどうかを調べる。
空港事務所などによると、男性は羽田行き全日空機に乗るため保安検査を受け、午後3時半ごろ、待合室のラウンジに入った。午後4時25分ごろ、駐機場にいるのを全日空の職員に発見された。「ラウンジで酒を飲んだ。新鮮な空気を吸いたかった」と話した。