Moominさんのブログ

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かわせ

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楽しみにしていたCFA協会の為替のおじさんことBruno Solnikのセミナーだ。

ちなみによく似ているソルマックは胃腸薬のこと。Solnikとは関係ない。

かわいい笑いカワセミのぬいぐるみの写真もついでにつけてみました。

実のところ、セミナーより仲間がいないかの方が楽しみだけどね(o^-')b

で、以下は概要。

CFA協会の大物の講演とあって盛況でした。なかなか楽しかったです。

You must have suffered from my text.

といったらどっと会場が沸いてました。
実際おじさんの為替の教科書難しいのでほんまに苦労したよ。

●海外分散投資
海外資産のSharpe Ratio : SR f
国内資産のSharpe Ratio : SR
相関係数: ρ

とした時、
SRf> ρ X SR
ならば、海外資産を混ぜると必ずPortfolioのSharpe Ratioは改善する、ってことを普及させるのにくろうしたんじゃー。

って言ってました。

●為替ヘッジと外国株、外国債券
外国株は為替ヘッジしても、為替と株価に相関関係なし。よって為替ヘッジしないほうがいい。

ところが債券はヘッジすると為替と債券価格とは相関が高いので逆に危険。

また途上国債券の場合、Lean Against Window政策で、為替↓の時、政府は金利↑にして通貨を防衛する。ところが金利↑の場合債券価格は↓になるので、為替と債券との両方が↓でダブルでやられることが知られている。


●行動経済学と最適ヘッジ比率

Theory of Regretの話が出ました。レストランで頼んだ舌平目のおいしさにせっかく満足していたのに、自分のテーブルの隣に座ったおっさんが頼んだ別の魚料理の方がおいしそうだったら、きっと自分の舌平目のオーダーに後悔する。

心理的な後悔が残ると将来の行動が変わってしまう。一度為替をヘッジして利益機会を逸して後悔。すると次回はヘッジをやめてしまうが、為替が逆に動いてまた大損。

だから最適ヘッジ比率を決めたほうがいい。
じゃあどうやってきめたらいいんだっけ?

Conclusion. I am afraid I have no conclusion.

ってオチが。
半分くらいへっじしたらどーお?って結論でした。

Portfolio理論でノーベル賞のHarry Markowitzでさえ、自分の年金資産は株と債券50:50のざっくりで運用していたそうです。いってることとやってること違うぢゃないの!

Solnik先生は東京大学で講義をしているそうです。
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