映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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大幅下げ




18日の日経平均は12220.63(-340.32)と大幅な下げ。キプロスにおける預金者のヘアーカットの報道で、ユーロ危機が再燃した形だが、トレンド的には、それはいわばきっかけにすぎず、遅ればせながら、過熱相場からの調整がやってきたということではないだろうか。
 まずドル円相場は、実は1月末に週足MACDは天井をうって下降しており2月にはシグナルも切っている、ユーロ円も同様で週足MACDが鋭角的に下げており、いまやDMIも下落の勢いを示すーDIが優勢になりそうな気配になっている。中期的に見ると、円安局面は終わりつつあり、調整入りになりつつあると言わざるをえない。
 日経平均の方は、日足では転換線近辺まで調整したものの、週足ではまだ基準線、転換線の上にある。しかし週足MACDは、いったんシグナルを切ってから、再上昇したが、天井を打って鋭角的に下落しつつあり、もし鋭角的な下落が続くようならば、再上昇がだましだった可能性も高い。日経平均の週足RSIもようやく天井をうってきているが、なお80%超の水準にある。
 とはいえ、NYダウは全体として堅調で、ダウの上昇が続けば、東京もなお引っ張られる可能性もないとはいえないが、月足のRSIも90%「に達するという、どうみても過熱気味の相場だったので、高所恐怖症の売りが始まれば、調整入りするであろう。
 アメリカの景気指標は確かに堅調な改善を示しているが、ユーロ圏は出口がみえていないし、新興市場も今ひとつ。サイクルとしてはそろそろ金余りの金融相場から一旦調整し、業績相場への移行がもとめられでくる時期かもしれない。
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