ソニーのハワード・ストリンガー取締役会議長

ソニーのハワード・ストリンガー取締役会議長(71)は8日、ニューヨークの日米交流団体「ジャパン・ソサエティー」で講演し、今年6月の株主総会をもって退任する意向を表明した。昨年4月に就任した平井一夫社長の新体制への移行が完了したと判断したとみられる。
ストリンガー氏は「任期満了時にソニーから退くという計画を完了する」と述べた。「新たな世界が開かれる」と語り、今後は教育や芸術関連などの社会貢献活動に携わる方針を明らかにした。
ストリンガー氏はソニー米国法人社長などを経て、2005年にソニーでは初めて外国人のトップとして会長兼最高経営責任者に就任。