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金【雇用改善は織り込み済みか?】
8日の東商金日中取引は、7日のNY金相場が今週のメインイベントの米雇用統計を控えて様子見ムードが広がり、ほぼ横ばいに終わったものの、良好な米経済指標の改善などを受け、円安・ドル高が進行している事から、手仕舞い買いが先行し、前日比37円高の4,837円で始まった。その後も、NY金夜間取引は終値近辺で揉み合っているものの、円安の更なる進行から、4,850円を挟んでの展開となり3日続伸となった。
本日の東商金夜間取引は、市場が最も注目する、2月の米雇用統計が焦点となる。ここ最近の良好な米経済指標を受け、雇用統計で、雇用の継続的な回復が顕著に見られれば、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融緩和策が予定より前倒しして終了する可能性がある。世界景気の全体が上向き始めた事が金相場の頭を押さえている状態で、米雇用統計が改善されれば、更なる下落となる事も考えられる。(20:00)独1月鉱工業生産、(22:30)米2月非農業部門雇用者数(予)16万~16.5万人増、米2月失業率(予)7.9%が本日の注目経済指標発表となる。為替市場は雇用改善をある程度織り込み済みか?
夜間取引レンジ 4,755円~4,883円
池末
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