世界的なカネ余り過剰流動性相場でNYダウ株価が史上最高を更新となっている。
株式市場に大量の資金が流入している。
昔の安値覚えをしている人にとっては噴き上げる株価は今後下がると考え易い。
事実テクニカル的に見ても理屈に合わないと思うのかもしれない。
本来株価とは理屈で動くものではない。需要と供給、分かり易く言えば「買いたい人」と「売りたい人」の力関係で動く。
上昇開始時にはボリンジャーバンド+2σであろうが+3σであろうが簡単にぶち抜いて行く。
ラッパ状に開いたバンドは拡大を続けとんでもない大きさに拡がる。
空売りで犯し易い点
1.値頃感で空売りをする。
2.テクニカルを重要視する。
3.短期ですぐに手仕舞わない。
4.相場の雰囲気と流入する資金量を軽く見る。
5.浅目のロスカットを設定していない。
空売りを掛けるなら
1.チャートをよく見て伸びきった位置で売るか下落トレンドになったのを確認してやる。
信用買いには期日が到来しても「現引き」と言う手もあるし「塩漬け」と言う最終手段も取れる。
しかし「空売り」には「返済買い」と言う手段しか残されていない。
最初から不利な条件で戦う訳だから「空売りは臆病であれ!」と言われる所以がそこにある。
不幸にして空売った後に踏み上げに遭い「ロスカット設定」で小損で逃げれた者は利口だが、売り乗せして株数を増やし「長期戦で勝負だ!」なんてやってると今までの全ての利益を献上し、ひどい時には追い証まで支払う事になる。
「空売り」をゆめゆめ甘く見る事なかれ。