イタリア選挙で、円高、ユーロ安になる。ユーロは、いったん対ドルで、1.3100に戻るが、その後、伸び悩み1.3000を割り込む。しかしながら、円は、対ドルで、93.50まで、値を戻す。
今週は、日銀決定会合が、6日と7日とに、予定されており、ここが山場になりそうであるが、円の現在の円安絵の振れは、この日銀決定会合前のポジション調整かもしれないので注意が必要である。
ユーロと円との値動きを、比較して考えてみると、円は売られやすい通貨であり、ユーロも売られやすいつかである。ドルだけが、FRBの金融政策に対しての不透明感から、現在のドルのレートが適切かどうかの判断が付きにくく、円、ユーロが、売られ、ドルが様子見状態になったのではないかと考えられる。
日銀の金融政策が控えているので、円は、ふたたび、買い戻されるのではないかと考えている。
それよりも、豪ドルが面白いのではないかと思っているところである。
豪ドルは、1月から、ずっと売られ続けており、先週、1.0200を割り込んだ。豪ドルの場合、豪準備銀行の金利発表の後、買い戻されるのではないかと、考えているところである。週足で見ると、1.0200付近で、弾き返されているようであり、現状では、金融崩壊というほどの、ピンポイントの打撃力のある、危機的イベントもなさそうである。であるならば、リスクオフの状況も続きにくいのではないだろうか。
株は、利食いしつつ、割安銘柄を買っているところである。