昨日の米国株はイタリアの選挙結果を受けて欧州債務不安が蒸し返され大幅下落した(DJIA -216.40 @13,784.17, NASDAQ -45.57 @3,116.25)。為替も円高方向へ動き、本日の日本株全般は反落した。東証1部では、上昇銘柄数が366に対して、下落銘柄数は1,253となった。騰落レシオは104.72%。東証1部の売買代金は2兆2120億円。
TOPIXも日経平均も窓を空けて反落し、昨日の上昇を帳消しにした。相場とは真に気まぐれなものだ。
2月25日現在の日経平均ベースの予想EPSは581円。円安効果で来期は30~40%増益すると言われている。すると来期の予想EPSは30%増として755.3円となる。株式リスクプレミアムを5%、10年物長期国債利回りを0.7%、名目GDP成長率を0%と仮定すると、日経平均のフェアバリューは13,250円にもなる。もしこの通りなら、まだ上昇余地はかなり残っていることになる。しかし、一直線に上がると期待するのは現実的ではないだろう。
TOPIX -14 @966
日経平均 -264円 @11,398円