日米首脳会談は終了した。会談の中身はほとんどが対中国問題に費やされたと言われている。
安倍首相は「日米同盟は堅固」とラッパを鳴らし、「TPP早期参加」を唱えていた。
が実際の米国の対応は笑顔も少なく、必ずしも厚遇されたとはいえなかったようだ。
つい先日韓国イ・ミョンバク大統領が訪米した時には「晩さん会」に招待された。
安倍首相は「昼食会」であった。共同記者会見も写真撮影もなかったと聞いている。
日本流に言えば韓国大統領は「料亭での夕食」、安倍首相は「社員食堂での昼食」くらい対応に差があった。民主党菅元首相の時は食事にも招待されなかった。
首相が「TPPに参加表明」する事は、訪米前から腹のうちでは既決方針であった事だから今さら驚く話でもない。いくら成果を誇張してもコメを始め小麦や乳製品など除外が全然決まった訳でもない。
文章を読んでも玉虫色で「どちらにでも解釈できる」あいまいな内容となっている。
これで訪米と言う「参勤交代」の行事が終わり、材料がひとつ消化された。
日銀総裁も政府案が出そろったようなのでこの材料も消化された。
次の材料は「イタリア総選挙」であるが、日本時間明日の未明に結果が判明するとのことだ。
この選挙結果がどうなるかで欧州問題の影響が変わる。
このようにして材料がひとつずつ消化されなくなって行く。
「安倍劇場」新たに次々演目を出さないと客が帰り支度をするよ。外国からの団体客も多そうだしね。
「買いたい時は三日待て」と株式格言にはある。
現在はほとんどノーポジションに近いので投資は(買うか売るかは)水曜日の朝決めたいと思っている。