FOMC議事録で、金融引き締め策について言及され、ドルが上昇した。円は、議事録の発表のあと、円安方向に振れたようである。G20の後、月曜に円安、そののち円高、そして、議事録の発表ののちに、円安方向に動く、92.50~93.80あたりで、うろちょろしているようである。しばらくの間は、このあたりのレンジで動くのではないか。
為替が落ち着くのであれば、株価も落ち着きそうである。
26日に、イタリアの総選挙の結果が判明する。ドル円の先週の終値が、93.30である。週末の動きは、利食いである。そうであれば、月曜は、円高に振れる可能性が高そうである。イタリア総選挙の結果までが、短期のトレンドの方向であり、先週のあたまから、ユーロが売られ始めている。イタリアの総選挙まで、ユーロが、売られるのであれば、ユーロの買い時は、26日の結果発表のときが、最も良いタイミングではないか?急速なユーロの下落が、ともなえば、さらにベストのタイミングである。FOMC議事録も、無視しているので、イタリア総選挙前の、リスク回避的トレンド形成というところか。
<為替相場>
ドル円 91.80~94.20
ユーロ円 120.80~125.20
ユーロドル 1.2980~1.2450
イタリアの総選挙で、短期的に、ユーロが動きそうである。FOMC議事録で、緩和の終了のタイミングについての議論がなされているので、ドル高である。しかしながら、ユーロは、安くなっている。難しいところである。
26日までは、イタリアの選挙が、最も大きいイベントである。ユーロの上昇が、一服しているが、このまま、ユーロが一方的に売られるというのも考えにくいところである。
木曜日の28日のアメリカの失業保険申請件数で、少しは動くのではないかと考えているが、あまり動きそうになさそうである。
アメリカの、強制歳出削減の発動は、おそらく、回避されるのではないかと考えているが、これにあわせて、ダウの利食いがでれば、ドル高、円高、その他の通貨売りのトレンドを形成しそうである。
<株式市場>
日経平均 10800~12000
為替と同一の理由で、動きそうである。
イタリア総選挙から、アメリカの強制歳出削減の発動。イタリアの総選挙まで売られれば、いったん、買い戻され、そののち、アメリカの財政問題がクローズアップされ、また下落というシナリオがぴったりと合いそうである。
基本的に、下げれば買い増しであると考えている。割安株をもちっぱなしにしている。しばらくの間は、売る気がないので、株も為替も、様子見というのが、ウシ象の本音である。