kabukabumanさんのブログ

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☆株式投資は自らの脳との戦い

今日も馬鹿馬鹿しい講釈を少し。 m(_ _)m

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「××は自分との戦いだ」という言葉をよく耳にしますが

この言葉はまるで株式投資のためにある様にも思えます。
ただ私は「自分との戦い=自分の脳との戦い」だと考えています。

ところで、投資を頭で考えながら行っているうちは半人前で

体で憶えて初めて一人前だという格言があります。
私も全く同感ですが、そうなると私を含め殆どの個人投資家は皆半人前ということになりそうです。(^_^;)

それではここで脳の働きをざっくりと5つに分けてみます。

①感覚と認識

 感覚とは視覚・聴覚・臭覚・味覚・触覚で五感とも呼ばれます

 そしてこの五感を通して人は物事を認識する訳です
②運動制御機能

  自分の意志が働く意識的な運動と、意志に関係なく起こる運動、つまり反射とに分けられます
意識

  内的・外的を問わず、様々な刺激に常に反応している心理現象を指します
④感情と情動

  感情とは喜怒哀楽、情動は食欲を初めとするいわゆる欲望(投資家には金銭欲が付き物?)
⑤学習と記憶

  学習能力は人間に与えられた最も貴重な能力であり

  この能力を生かすか生かさないかで個人格差が際限なく拡がります。

この中で、株式投資に欠かせない脳の機能は②③⑤で、あって困るのは④ということが分かります。
①は自分自身でコントロール出来ない(する必要もない)機能なのでここでは省略します。

②については冒頭にも述べましたが、投資のスキルは体に叩き込むものだという発想からすると
反射中枢が重要な役割を占めることになります。
つまり投資環境の変化や意思決定時に

反射的に正しい判断が出来れば優秀な投資家になれるという訳です。

③は情報に対するアンテナの高さに繋がるため

普段からボーッとして折角の投資チャンスを逃す様では投資家として失格でしょう。

⑤に関していうと、投資家として成功するためには学習を積み重ねるしか方法はありません。

また判断力は情報量に相関しますから、自らの体験をどれだけ多く記憶しておくかが鍵になります。
ただ記憶というものはしばしば曖昧であったり、咄嗟に思い出せないことがあるので

記録することも大事です。

④の機能が不必要というのは一目瞭然です。
例えば銘柄に惚れ込んで塩漬けを作ったり、欲に目が眩んで売り損ねたり、一発逆転を狙って大損したり
そして誰にでも必ずある感情が「たら・れば」です。
「たら・れば」即ち後悔ですが、何時までも過去の失敗を悔やんでいては冷静な投資判断など出来ません。
後悔を断ち切る方法の一つは冷静な判断力を身に付けることですが
常により正しい判断を下すためには自分自身の体験の記録、つまりマイ・マニュアルが効果的だと思います。
またポジティブ思考が冷静な判断を可能にし、負の連鎖を食い止めるのに役立つと思います。

 

因みに投資で失敗が続く時の原因で最も多いのは「強気」と「弱気」がチグハグになっているケースで
「強気」になるべき時に「弱気」になり、「弱気」になるべき時に「強気」になっているのです。
但し本人は自覚していないので、常日頃から自分自身を客観的に評価することが必要だと思います。
つまり常に今の自分を分析することが、脳のコントロールを可能にするのだと思います。

投資は感情が入るほど失敗が増えるので、如何に感情を排除するかが大きな課題です。


株式投資の世界は自分の脳をコントロール出来る人だけが生き残れる世界だとも言えそうですね。
しかし、どうしても無理だという人は、ひたすらマイ・マニュアルの充実に徹するべきでしょう。

つまり場数を踏んで、そこから得た体験(情報)を脳にインプットすると同時に

記憶が引き出せない時のために、貴重な体験はバックアップとして記録しておくことが重要です。


まさに行き着く所は人間CPU売買システムですね

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