ヤフーがマイクロソフトに買収額引き上げを回答する方針のようです。
インターネット検索2位の米ヤフーは6日、ソフトウエア最大手の米マイクロソフト(MS)による買収提案について、買収自体には反対しないが、買収額の引き上げを改めて求める方針を固めた。
ロイター通信が報じたもので、ヤフーは7日にもMSにこの方針を伝えるという。
MSのスティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)は5日、ヤフー取締役会への書簡で、3週間以内に買収に合意できなければ議決権委任状の争奪戦(プロキシーファイト)に入ることを示唆した。この書簡への返答となる。
ヤフーは、MSの買収提示額(2月1日時点の株価評価で446億ドル)が低すぎるとの見解を繰り返し表明している。MSの強硬姿勢にもかかわらず、ヤフーが従来の立場を強調したことで、両社の緊張関係が高まる可能性がある。