最近、安部さんのおかげで、インタゲとかリフレってのが一般にも浸透してきたと思う。
それでインタゲとかリフレを強く反対している人の言い分も聞いてみるんだけど、どうしても、なぜそこまで反対するのかがやっぱりわからないんだよね(苦笑)。
彼らの反対の主な理由としては、まずは金融緩和してもインフレにはならないってのと、
インフレになったとして、給料が上がるとは限らないってのがある。
でもそもそも僕自身も、インフレになっても全てが上手くいくとかは思ってなくて、ただ今の日本の現状で、インタゲ政策以外に何かチョイスがあるのか?って聞きたいんだよね。
もっというと、まずはインフレにしないと日本がこれから復活するためのスタート地点にも立てないということ。当たり前だけど、借金の大きい日本がずっとデフレでは経済は悪くなるばかりだからね。インフレで給料が上がるとかどうかとか考えるのはその先の問題なんだよね。
池田信夫みたいに否定ばかりするのは簡単だけど、少なくともインタゲ、リフレが一番現実的な政策だというのをどうやっても否定できないってこと。そもそも池田さんとか小宮さんが言っている国?が需要を作り出さないとデフレを脱却できないってのにも、何のデータの裏付けもないからね。
そういう意味では、 イェール大学名誉教授 浜田宏一さんの最近のインタビューでの発言に全てが集約されているんではないかって思うね。
”リフレ政策を通じて、物価上昇で実質賃金が低下し、企業収益が増えることで雇用拡大の余地が生まれる。
今まで失業していた人が新たに収入を得られるわけだから、実質賃金の低下で多く雇えるというプラスの効果がある。今働いている人がわずかずつ犠牲を払って、全体のパイが増える。ワークシェアのアイデアと同じだ。その後、雇用が増えて生産が盛んになれば、実質所得も上がっていく。”
http://toyokeizai.net/articles/-/12839
基本リフレ政策と増税はお金を国民が今以上に負担するという点では変わらないが、増税すれば、お金は官に流れ、リフレを進めればお金は民に流れる。この差が非常に大きい。
増税は人々の負の感情を刺激し、更なる消費を妨げる。よってデフレになる。
リフレ政策は増税よりは、消費を生みやすくなる。
これはお金が民に流れることで、人のプラスの感情を刺激するからです。