結果的にここ最近繰り返されている“下落は押し目”の展開となった。
今日は引け後のNY株式市場は休場の為、明日の日経平均はこれまで同様為替への依存度が高いはず。
ドル円のチャートと酷似する日経平均のチャート。
次期日銀総裁の人事が注目イベントだが、トレンドを意識した売買を心掛けたい局面。
まだ上昇トレンドは崩れて居らず、日足チャートでは反発を匂わせるような形だ。
ただし現在は需給が悪化してきており上値を抜くのは相応の材料がなければ厳しいと見る。
先日発表になった2月第一週投資主体別売買動向では外国人投資家の買いが減少し、個人の信用買いが大幅に上昇していた。
商いがあるのに値動きは冴えないとなると、外国人投資家が個人の買いに売りをぶつけているのでは?と勘ぐりたくもなる。
信用規制緩和も出来高に影響していると見られるが、四季報が売り切れになると言うことは儲かると思って雰囲気や感情に流されて乱入してきた個人もかなり多いはず。
ここから企業価値を分析し、中長期で投資するというのは些か分が悪いと見る。
株価の多くは既に好業績を織り込んだ水準になっていると見て良いだろう。
尤も、投機と割り切ってエントリーするなら問題はない。
適正価値もクソもなく、値動きと需給に乗るのが投機。
何を基準にエントリーするのか、根拠を持っておくべきだろう。