TPP(環太平洋経済連携協定)関連銘柄の一角に注目したい。
本日は、TPPを巡って、安倍首相が交渉参加へ動き出したと報じられている。
首相は日米首脳会談で「聖域」容認を引き出せれば、3月にも交渉参加表明に踏み切る方針と伝わっており、TPP関連銘柄に思惑的な物色が強まる可能性があるだろう。
以下,過去の記事参照
◆TPPで上がる株ー農産物だけじゃない!金融TPP関連でソニーFHD、UBIC…
昨年の今ごろ、TPP(環太平洋経済連携協定)はコメや牛肉など農産物貿易の自由化問題として語られることが多かった。
しかし、米国ではサービスや投資など24分野で交渉を用意している。なかでも保険と自動車に力を入れている。米国が問題視しているのはかんぽ生命の簡易保険と都道府県民共済。非営利組織のような形態で、安い掛け金で加入できるため人気だが、日本市場に食い込みたい米国からすれば存在そのものが参入障壁に。注目はソニーフィナンシャルホールディングス。日本人は外資系金融機関との契約に抵抗感が強い。米国が簡保などから顧客をあぶり出したとしても、ソニー生命やオリックス生命といった国内資本の新興保険会社に流れそうだ。
また、貿易の拡大に伴う法的トラブル増加で、訴訟支援サービスの★UBICも要注目。
TPP加盟国の間で、国境を越えた企業買収が簡単になるため、日本M&Aセンターも仕事が忙しくなりそうだ。