昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +47.46 @14,018.70, NASDAQ -5.51 @3,186.49)。円高修正の円安傾向が一服し、本日の日本株は33業種中29業種が下げるほぼ全面安となった。東証1部では、上昇銘柄数が225に対して、下落銘柄数は1,418となった。騰落レシオは112.38%へ低下した。東証1部の売買代金は2兆1522億円へ低下した。円安メリットを期待して買われてきた電機、鉄鋼、海運などが下げるのはもっともだが、内需系に属する銀行や証券まで下げたところに相場の潮目変化の兆候をいくつか感じる。明日の日銀政策決定会合の発表を前に様子見が支配的だったのかもしれないが、今回は政策変更なしの可能性が非常に高い。
TOPIXも日経平均も安く始まり陰線で終えた。上昇トレンドラインを維持しているが、3ヶ月の日柄経過、売買代金がピークアウトした可能性が高い、騰落レシオもピークアウト(循環物色が行き詰ってきていることを意味する)、信用評価損率がプラス圏に入るほど相場が上げた、ことなどを考慮するといつ大きな調整が始まっても不思議ではないと感じている。
TOPIX -11 @957
日経平均 -188円 @11,251円