むかしむかし平成の時代の事でした。日本村は景気の落ち込みと長いデフレで村民は苦しんでおりました。
「鳩ぽっぽ」とか「あんぽん菅」とか言う人が「自分達に任せろ、きっと世の中バラ色にしてやる」と言って日本村の舵取りを始めました。
村人も「将来バラ色」と言う彼らの言葉に釣られて任せてみました。
そしたら隣村の中国からは「オラオラ尖閣島をよこせ」と脅され、違法行為を働いた中国村の漁船の船長を「超法規的措置」とかで無条件釈放しました。
また隣村の韓国には竹島を占領されたままでなすすべもありませんでした。
日本村の住民を拉致した北朝鮮村のシンパに「あんぽん菅」は何千万円も寄付したりしておりました。
このままでは大変な事になると考えた日本村の住民は、新しい村長(むらおさ)に安倍晋三を選びました。
安倍庄屋様は強い経済復興を唱えて次々と対策を打ち出しました。村の財政を預かる日銀に金融緩和を強制しました。
強い圧力に腹を立てた白川日銀総裁は任期途中で辞職しました。
安倍庄屋様はこの日本村の強力な支援者である米国にお願いする事にしました。
米国の長はオバマと言う人です。
訪米する時になにか手土産を持って頼まなくてはなりません。
「どうか円安を認めて下さい」とお願いをしようと考えておりました。
手始めに牛肉の輸入制限を撤廃してオバマ様のご機嫌をとりました。
今月末に会見する予定でおりましたところ、手土産には「TPP参加が一番いいよ」と側近のお側用人さんが耳打ちしてくれました。
村内には牛や豚を飼っている住民も多く米作農家からは反対運動が起きそうでハタと迷いました。
それでも商工業者達が強く後援してくれるので意を決して「TPP参加表明」をする事にしました。
結果は今月末には分かる事でしょう。
最後までお読み下さりありがとうございました。m(__)m