syun株さんのブログ
甘利さん発言から考える 相場に関する懸念
甘利さんの発言から、相場に関する懸念がいくつか。
前々回の投稿では言いませんでしたが、そもそも要人が株価、13000円目標とか具体的な数字に関して言うのは異例。
最後は相場が決めることなので、13000円発言で買い向かう個人に売りを大口がぶつけるのか、素直に大口も買ってくるのかというのは、正直言えば大口が動くだけの話なので読めないというのが正直なところ。相場が始まってみなければわかりません。
それを踏まえた上で、今回の発言によるメリットは
・日経平均13000円を、期末、つまり3月末までにということであれば、2000円の上昇余地があるということで、まだまだ途上である。株価上昇に期待できる。
・株価上昇の基本は、円安株高。円安により、さらに外需系企業にプラス余波が期待できる。
・株価を上げるための対策は実際に出てくる可能性がある
ミソは、具体的な株価を言ってしまったとはいえ、2000円の上昇余地があることですね。
では逆にデメリットとすれば・・・
・目標株価を言ってしまったことで、目標が定まってしまったことで、逆に売りを呼び込む。売りが出やすい。目標達成する前から、売りが出る。
・13000円までは安心だと買い向かう初心者、個人投資家等の買いに対して売りを仕掛ける大口にやられる 高値掴みになる
・いわゆる投機推奨
難しいですね。結局株は、上がるか、下がるか、動かないか、のいずれか。
相場をやっている立場からすれば、せめて、株高を演出するために、次々と対策を取る必要がある、ということと、
円安方向に持っていく必要がある、ぐらいにとどめておけば、期待感をうまく煽り、シンプルに上昇へ動くのではないか、と思っております。
結局株式投資というものは期待感から動く世界ですから、その期待感というものを壊してしまうのは良くないですね。
そのあたりが、甘利さんが経済には明るくないと言われてしまっている所以でしょうか。
が、本気度については変わらないと思います。
方向性としては押したらやはり買い。13000円という目標は、まだまだ上値余地があると言えます。基本は押したら買い、順張りで上昇気配やブレイクする箇所ではシンプルに買いと見ております。
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