ニコンが一眼レフ価格急落で2013年３月期業績予想を下方修正

[TAROSSAさん]

ニコンは、2013年３月期の連結業績予想を下方修正し、従来は600億円と予想していた最終利益が前期比35.9％減の380億円になるそうです。

競争激化で一眼レフなどレンズ交換式デジタルカメラの価格が急速に下落し、採算が悪化するようです。

 

レンズ交換式の価格は初心者向けの低価格モデルを中心に１割以上下落しており、2013年３月期の販売計画は前期比48％増の700万台と、従来計画から10万台下方修正したそうです。

顕微鏡や測定機などのインストルメンツ事業も市況悪化などの影響を受け、赤字幅が当初計画から膨らむ見込みのようです。

 

このため、全体の売上高は8.9％増の１兆円（当初予想は１兆100億円）、本業のもうけを示す営業利益は40.1％減の480億円（同720億円）にそれぞれ下方修正したそうです。

今年１～３月期の想定為替レートは１ドル＝85円、１ユーロ＝115円で、円安の影響で30億円利益を押し上げるそうです。

 

一方、同日発表した2012年４～12月期の連結決算は、最終利益が前年同期比30.8％減の323億円で、デジタル家電の市場低迷を受け、テレビやパソコンなどに使う半導体製造用露光装置（ステッパー）の販売が大幅に減少したようです。

デジカメの販売が増えたため、売上高は8.8％増の7632億円だったそうです。

 

このままいけば、円安の影響でさらに利益は押し上げられるでしょうね。

それでも、全体のカバーはできないのでしょうね。

 

7731：2,639円