相次ぐモルタル片落下を受け、JR東日本が緊急点検を開始した上越新幹線の魚沼トンネル=2日午前2時ごろ、新潟県小千谷市

東北、上越新幹線でモルタル片の剥落が相次いだ問題を受け、JR東日本は2日未明、上越新幹線の魚沼トンネル(新潟県小千谷市―長岡市、8・6キロ)を皮切りに緊急点検を開始し、作業の様子を報道陣に公開した。
この日、点検したのは魚沼トンネル下り線のうち、小千谷市側の約830メートル。作業員ら35人が点検用の車両を使い、トンネルの内壁をハンマーでたたいて異常がないか確認したり、水漏れの位置を記録したりした。
JR東では東北、上越新幹線の計138トンネルが点検対象で7月中旬までに終わらせる予定。