日経週足の12連騰は、昭和33年12月~34年4月の17連騰以来だそうです。
この時期は「岩戸景気」の時代。
私はかろうじて生まれていましたが、
大部分の方は「影も形もなかった」か「そろそろお父さんの中にいた」くらいのもんでしょう。
この昭和33年は「ナベ底不況」と言われた年で、産業界は在庫急増・価格低迷・深刻な金詰りだった様です★
ところが株価の方は、年初から年末まで上昇↑↑不景気の株高がスタート。
翌34年11月まで、一本調子に23ヶ月上昇が続いた様です。
公定歩合の相次ぐ引き下げから、最初は金融相場の様相。
そして夏ごろから鉱工業生産がV字回復。個人消費・住宅建設・設備投資等々が好転。
業績相場で、エンジンフル回転の好景気が出現した。・・・とあります。
「振り返ると昭和33年の大発会から23ヶ月にわたり、押しらしい押しがなく一本調子の上昇であった」
「こういう相場は誰も経験したことがない。株式のベテランほど戸惑い、相場のプロも出る幕がなかった」
「また昔ながらの利回り観にかかわって株価を判断していた人たちは、この大相場の波に乗れなかった」
「相場師といわれたプロは、こんなに長く上昇相場が続くわけがないと、
大衆の買いに売り向かって失敗した例も多かった」(以上、兜町戦史・榊田 望)
今置かれている状況と、合い通じる部分を感じますね(ーー;)
特に、この間相場の信望を集めて来た・テクニカル。当時の主流だった利回り観と置き換えられるか?
知識と経験が邪魔をして、頭の良さそうな人ほど大相場に乗れていない。
(・・・・・ってったら、私はもっと乗れて良いハズ(--〆))
この時期、ニューフェイス・テレビ株と同時に爆上げした株☆
全員参加の大型株。業界を代表するブルーチップが相場の中心に買われた様です。
投資信託が大量に組み入れ、証券会社の営業体がチョウチンをつけたらしい。
今回の今のところの主体は外国人。数量のこなせる株が、やっぱり買われています。
「全員参加型になると、値動きは軽くなって2倍・3倍が続出して大変な人気になった」とありますし。
今までの重いチャートを忘れて、大型株にも目を向けなくっちゃ^^;