出遅れ銘柄を探しても大半は既に大きく上昇しており、出遅れセクターといえば空運くらいのもの。
こういう強い地合で上昇しないセクターや銘柄というのは問題を抱えているケースが多い。
現在は円安と株高の相関性が高い相場だが、円安がデメリットとなるセクターは当然冴えない。
しかし、そろそろ円安で日経平均先物が上昇する相場も終焉を遂げるのではという気がしている。
一月に急上昇を見せたソニーなどはPERが既に70倍近く、幾ら円安のバックアップがあったとしても、株価に見合った業績改善が見込まれるのかどうかは怪しいところ。
円安は日銀人事のある4月に任期切れとなる日銀総裁の後任人事が決まる二月中頃にピークをつけるのではないかと見ている。
ただし、為替相場も株式相場も思ったようには動かないのは同じ。
高値で買って高値で売る事が要求される相場だが、引き際をしっかり定めておきたい。