柔道女子代表への暴力で選手から告発され、記者会見で目を閉じて言葉を選ぶ園田隆二監督=31日午後、東京都文京区

ロンドン五輪代表を含む柔道のトップ選手15人から暴力行為とパワーハラスメントを告発された女子日本代表の園田隆二監督(39)が31日、東京都文京区の講道館で記者会見し「選手に対しては本当に申し訳ない。私の指導力不足だった」と謝罪して、辞意を表明した。全日本柔道連盟(全柔連)に近く進退伺を提出する。
日本オリンピック委員会(JOC)は都内で理事、監事を緊急招集して会議を開き、全柔連の上村春樹会長(61)から出されたJOC選手強化本部長職の辞任の申し出を受理した。
全柔連は園田監督を戒告処分とし、留任させる方針だった。