新潟と群馬の県境にある上越新幹線の大清水トンネルで今月、側壁の一部がはがれ落ちていたことがわかりました。JR東日本は安全上問題はなかったとして、この事実を公表していませんでした。
JR東日本新潟支社によりますと、今月18日の午前0時半頃、新幹線の運転終了後にトンネル内を点検していた職員が線路脇に落ちているモルタル片を発見しました。モルタル片は11個で、一番重いものでおよそ4.2キロでした。
JR東日本は「国への報告を義務づける法令には該当せず、安全面でも問題はなかった」などとして、この事実を国交省に報告しませんでした。
これについて国交省北陸信越運輸局は、社会的に影響があることについては報告すべきとして、24日にもJR側に説明を求めることにしています.